第173章 もし一緒なら

逆に一条湊は、その言葉を聞くや否や、大きな瞳をパァッと輝かせた。まるで小さな火花が点火されたかのようだ。

彼女は隣に座る端整な顔立ちの兄を見上げ、次に向かいに座る清楚で美しい凛お姉ちゃんに視線を移す。見れば見るほど、さっきの子供の言葉が理にかなっているように思えてきたのだ。

彼女は即座に橘凛の手をギュッと掴むと、甘えた声で期待を込めて言った。

「凛お姉ちゃん! あの子の言った通りだよ! お姉ちゃんもお兄ちゃんも、すっごく綺麗だもん! ねえ凛お姉ちゃん、お兄ちゃんと一緒になってよ!」

「お兄ちゃん、まだ彼女いないんだよ! 凛お姉ちゃんがお兄ちゃんと結婚すれば、ずっとずっとウチに住めるし...

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